鹿児島県大島郡与論町

シマノマ

与論島の「未来づくり」の拠点

鹿児島県最南端の与論島には年間約40tの海ごみが漂着している他、耕作放棄地や空き家の増加などの社会課題、農薬や化学肥料、赤土流出による地下水や海洋の汚染、サンゴの減少といった環境課題を抱えている。
本事業では、海ごみや廃プラスチックごみを活用したアップサイクル品の創出、「学び」をテーマとした視察研修の受け入れ、耕作放棄地や空き家の利活用など、地域に新たな付加価値を生み出すための事業を実施。地域のシェアオフィスをチャレンジセンターとして改修し、アップサイクル品の販売の他、活動の普及啓発を行っている。

POINT1 海ごみや廃プラスチックを活用したアップサイクル品の開発

島外から漂着した海ごみや地域内で消費されるペットボトルキャップ=廃プラスチックごみという環境課題を稼げる資源へと転換し、ゴミ(焼却場から排出されるCO2など)の減少と同時に、新たな付加価値を生み出すことを目的としてアップサイクル品の創出と販売を実施。この他、過度な使い捨てゴミを減らすため、マイボトルの普及も行う。

POINT2 「学び」をテーマとした視察研修の受け入れ

今や世界的な問題となっている海洋プラスチックごみ。
都市部ではそうした地球規模の課題が視えにくい一方、離島ではその現状が視えやすい環境にあるため、それらを題材とした視察・研修やインターンシップの受入れを実施し、地域課題の解決を担う人材の育成を図る。
また、改修した空き家を研修の滞在場所として活用し、社会問題に触れる機会も提供している。

POINT3 耕作放棄地を活用し、月桃の栽培(菌ちゃん農法)と商品開発

与論島でも高齢化による耕作放棄地の増加が課題となっている。
本事業では外来種のギンネムなどが拡がる放棄地の他、サトウキビの栽培後に放棄された農地を活用し、古くから島の生活を支えてきた月桃(ゲットウ)を農薬も化学肥料も使わずに栽培、葉から採れた精油や芳香蒸留水を活用したルームフレグランス(アロマスプレー)の商品開発を行った。

アクセス

〒891-9301 鹿児島県大島郡与論町茶花25-2番地

お問い合わせ先

運営団体

一般社団法人E-Yoron

鹿児島県大島郡与論町茶花25-2番地

テーマは「地球と共に歩む持続可能な暮らし」
EはEarth、YはYoronやYouを表し、
地球と与論島、あなた=自分自身との繋がりを伝える活動を実施

与論島内外の持続可能な社会づくりに寄与することを目的として、島内での環境共育活動や学校での出前授業、島外での講演や事例報告、インターンシップの受け入れ、SNSやイベントなどでの普及・啓発、環境教育ツールとしてアップサイクル品の製作などを実施。
この他、空き家や耕作放棄地の活用などの社会課題にも取り組む。